小説を書いたり、酒を飲んだり、恋をしたり|岡部えつ


by etsu_okabe

たまごパン!!

 前橋市岩神町にある、「アジアパン」の「たまごパン」!」
 故郷の銘菓自慢をしろと言われたら、迷わずこれを上げます(菓子パンなので、菓子に分類)。
 小さい頃、これにたっぷりのマーガリンを塗って食べるのが大好きでしたが、今は生クリームのトッピングもあるんですね。久しぶりに食べたくなった!

 今回は珍しく、エキサイトのトラックバックテーマ「地元の銘菓自慢」!にTBしています。

 1945年創業のアジアパン、実はその創業者はわたしの祖父。現社長は伯父です。父もサラリーマンを途中でやめて、亡くなるまでずっとこのパン屋さんで働いていました。わたしにとってアジアパンは“おじいちゃんち”であり、工場(こうば)はいとこ達たちとの遊び場だったのです。

 すでに亡くなっている明治生まれの祖父は、早稲田大学を卒業したあと「これからは商いだ!」と前橋の家族に黙って大阪に飛び、パン屋さんに弟子入りしたという変わり者。当時そういう奉公のようなものは10代から入るのが普通だったそうですから、店の主人は突然現れた随分とうの立ったワケアリげな男を、不審に思ったそうです。

 アジアパンは群馬県全域の学校給食用パンも作っていたので、うちのパンで大きくなった群馬県民はたくさんいるはずです(ふふふ)。
「昔の給食のパンはまずかったよな~」
 という声も聞こえてきそうですが、給食用は配合が決められていたのでどうしようもなかったんです(今の給食パンはバラエティに富んでおいしいそうですね。羨ましい)。でもみんな、一生懸命作っていたんですよ。

 そう言えば、わたしはたいていのモノを「おいしい、おいしい」と食べてしまう<味音痴>なのですが、パンに関してだけは別です。米の良し悪しは分からないくせに、パンの美味しさだけは分かるんです。
 経験て、すごいですね。

 パン屋さんの匂いは、故郷の匂いです。
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by etsu_okabe | 2004-10-10 02:15 | 日々のこと/エッセー