小説を書いたり、酒を飲んだり、恋をしたり|岡部えつ


by etsu_okabe

死は誰のものか

 身近な人の死に会うと、責任を感じずにはいられない。自分が死の原因ではないと分かっていても、助けられなかったことへの後悔が刃となって内側から斬りつけてくる。
 そういう思いを何度かしているうち、わたしは、死は死んだ人のものではなく、死なれた人のものだと考えるようになった。

 死にたくなったときは、自分の死が誰にとってどんな死になるのか、よく考えてみる。
 大好きな人が苦しまないか?
 大嫌いなアイツがほくそ笑まないか?

 途端に、死にたくなくなる。
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by etsu_okabe | 2005-01-14 00:22 | 日々のこと/エッセー