小説を書いたり、酒を飲んだり、恋をしたり|岡部えつ


by etsu_okabe

目的を定めよ

 ものごとに不安や迷いを感じて自分らしい行動をとれないとき。それは「目的」がはっきりしていないときだ。

 わたしはどんなときにも、目的をまず定める。曖昧でも構わないし、途中で変わってもいい。とにかく「現時点」での目的を定めてしまう。そうしないと、他のなにかや誰かに振り回されたり、そのものごとに集中できなかったりして、無駄な時間を過ごすことになる。それはあとで必ず後悔となる。
 ところがそんなわたしも、突発的なできごとや、思いも寄らぬ展開を前に、「目的」を定められぬまま、ものごとに対峙してしまうことがある。するともう大変だ。慌てふためき、自分を見失い、空回りして、目も当てられない醜態を晒すことになる。気持ちに余裕がないから、その理由に気づくことさえできない。
 こうなったら、時を待つしかない。呼吸が整うのを、じっと待つのだ。
 待って待って、やがて鎮まった体に、わたしはこう問いかける。
 「で、目的はなんにする?」
 答えは意外と簡単に出る。そしてとたんに、目の前にすっと一本の道がひらけるのである。

 ちなみに、目的の達成率は、そう高くない。中途挫折もしょっちゅうだ。
 だが、それは大した問題ではない。わたしにとって大切なことは、「たった今」、自分がこの事象について「なにを目的にしているか」を知っていることであり、それに基づき「目的に向かって素直に行動する」ことなのだ。
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by etsu_okabe | 2012-11-07 22:55 | 日々のこと/エッセー