小説を書いたり、酒を飲んだり、恋をしたり|岡部えつ


by etsu_okabe

周りに合わせる人、嫌い。

 その場の雰囲気に合わせて適当に振る舞ったり、相手に合わせて調子のいい言動をとる人が、嫌いだ。

 ある場所で元エロゲー制作者という男性に会い、エロ談義に花が咲いた。
 わたしは男女の性欲や性癖、性的倒錯にとても興味を持っている。実はこっそり小説を書いたりしているので、男性側のエロはこういう機会に存分にヒアリングしたくなるのだ。大変デリケートな個人的な話にまで発展することが多いから、なかなか核心に迫ることができない内容だが、その人はわたしの意図をすぐに嗅ぎとってくれ、全く臆せず一般論から自身の個人的な性癖にまで及ぶ「男の性」の話をしてくれた。ほぼ初対面だったことを思えば、うっかり感動してしまうほど充実したインタビューだった(周りは唖然としていたケド......)。
 しかし。その時その場に居合わせたのが「周りに合わせるお調子オトコ」。
 翌日から、そのお調子オトコのわたしに対する「シモネタ」振りが始まった。今日は「これから合コンなんですけど、やっぱコンドームは2個持ってった方がいいと思いますか〜?」ときた。わたしをただの「シモネタ好き」と勘違いして、サービストークをしているつもりらしい。鼻の穴を膨らませて、得意満面にこちらの応えを待っている。は〜っ。
 わたしが嫌うのは、こうしたお調子人間の<上っ面をペロリと舐めただけで全て分かったような気になっている>薄っぺらいところだ。昨日と今日で違うことを言っていても、自分でそれに気づかない。その場に自分が「馴染んでる」ことが最重要項目。
 ああ、いやだいやだ。

 とかなんとか偉そうに言っているが、実を言えばわたしもかつてはそんな「お調子人間」だった。と、思う。自分を殺してでも、その場で楽しい存在でいたくて仕方なかった時期がある。
 そんなわたしに「君は違うだろ」と諭してくれたのが、当時の恋人だった。<本当のわたし>を見抜いてくれた、貴重な存在。彼のおかげで、わたしは自分が何者かをちょっとだけ知ることができたし、自分が本当に何が好きで何が嫌いなのか、はっきり意識することができた。
 やっぱ、恋愛しないとだめかな〜(現在恋愛自粛中)。

 周りに合わせるためだけの、薄っぺらな、その場しのぎの言動は、誰の心も動かさないし何も生み出さない。行動も言葉も、自分のために使わなくてどうする!(自戒もこめて)
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by etsu_okabe | 2004-07-04 05:02 | 日々のこと/エッセー