小説を書いたり、酒を飲んだり、恋をしたり|岡部えつ


by etsu_okabe

初体験

 先週、13日(木)のお話。

 朝から岩を背負ったごとく全身が重だるく、ストレッチをしながら一日仕事をして夜、とうとう堪えきれなくなって駆け込んだのは、新宿二丁目にあるわたしのドック、漢方整体院『新宿すみれ堂』
 他のスタッフさんたちはもうお盆休みで、この日は院長の須藤さん(元物書き仲間)が一人で頑張っていらした。そうとも知らず、閉院間際に急な予約を入れた人でなしのわたしを、「いいよいいよ、おいで」と快く迎えてくださった。
 1時間後、凝り固まった体がすっかりほぐれ、ぃやっほ~♪と喜んでいると、
「今日はこれで終わりだから、ちょこっと行く?」
 と、須藤さん。
 前々からの懸案だった「あたしを二丁目飲みに連れてって」を、急遽実行してくださることになったのだ。再び、ぃやっほ~♪

 このトシになっても、まだまだ未体験ゾーンというのはあるもので、今回連れて行っていただいたのは、そのうちのひとつ。そこは……

      “おなべバー”

 到着したのは、すみれ堂から徒歩1分の場所にある「モック」というお店。経営者も店員さんたちも皆、体は女性、心は男性という性同一性障害の方たちだ。
 新宿二丁目のお店には、男性NG、女性NG、一見(いちげん)さんお断りなど、様々なルールがあってなかなか一人で飛び込んでは行けないが、「モック」は誰でもウェルカムのMix Bar。路面店ということもあり、女性一人でもふらっと入れそうな雰囲気だった。

 緊張気味(人見知りなので、馴れるまでに時間がかかるのです)なわたしに一生懸命話しかけてくれるイケメンくんに「可愛いなぁ」と見とれ、ボウズ頭に無精髭、がっちり体型というわたし好みの外見+男っぷりのいいオーナーにクラックラドキッドキしているうちに、あっという間の終電時間。

 なんというか、あたりまえだが彼らは間違いなく男だった。少なくとも、わたしは完全にポ~ッとなっていた。別の意味でも、未体験ゾーンへ足を踏み入れてしまったような気が・・・・・・。

 うおっほん。
 とにもかくにも、訳あってこれからしばらくの間、新宿2丁目界隈を色々な面から掘り下げようとしていた矢先に、こういうお店を知れたことは大収穫だった。

⇒新宿すみれ堂 須藤院長のブログはこちら
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by etsu_okabe | 2009-08-16 13:32 | 日々のこと/エッセー