小説を書いたり、酒を飲んだり、恋をしたり|岡部えつ


by etsu_okabe

カテゴリ:小説作品( 21 )

 双葉社Webマガジン『カラフル』にて連載しておりました小説『残花繚乱』が、2014年7月16日に書籍となって発売されました。

 虚しい愛人生活から結婚に向かう女、心通わぬ夫婦生活に行き詰まる女、母としても妻としても家族から愛されぬ女、自信を得るために男を利用する女、女になりかけの少女、女であることをやめた女。
 ティーンエイジャーからアラフィフまで、少しずつ交錯する6人の女の生き方を通して、女であれば誰でも一度は持て余し、しかし愛さずにはいられない「おんな」というモノを書きました。
 それから、サブテーマとして「夫婦とは?」も。

【書評】

 お買い求めはお近くの書店、またはネットショップからどうぞ。
 ●Amazzon | ●honto | ●e-hon

 ぜひお手にとってみてください。よろしくお願いいたします。





[PR]
by etsu_okabe | 2014-07-16 12:11 | 小説作品
by etsu_okabe | 2014-04-29 12:22 | 小説作品
 長編小説『生き直し』が、双葉社から出版されました。
 テーマは「いじめ」と、いじめ現場における「傍観者」です。
a0013420_953049.jpg

【帯文】
 あの子をいじめから救って、わたしは地獄に堕ちた-------
 利己主義と傍観者の「罪」を抉り、人間関係の「痛み」を炙り出す。

 同窓会出席のため、高校卒業以来およそ20年振りに第二の故郷・火海町を訪れた、相原真帆。
 真帆は東京の小学校では、毎年学級委員を務める優等生だった。担任から頼まれてクラスのいじめもなくし、学校中で讃えられ、自信に輝く道を歩んでいた。あのメモとともに、自殺が起きるまでは……。
 一転、糾弾の的となってしまった真帆は、逃げるように火海町に越してきたのだった。だが、転校先のクラスの"パワーバランス"を拒絶した真帆は、またも理不尽な仕打ちに苦しみ------

       *  *  *  *  *

 かつて、パワーハラスメントの事例を集めるサイトを運営していた関係で、いじめ問題を取り上げたイベントに参加したり、いじめ被害者から話を聞いたりする中で、わたしがずっと心に引っかかっていた「傍観者」という立場。
 これを小説に書きたくて作品にしたわけですが、うまくいったかどうか、いまだに自分でもわかりません。最後の最後まで悩み抜いて、担当編集者さんとともに、時には厳しいやりとりもしながら書き上げました。
 
 ご興味を持たれましたら、ぜひお買い上げください。よろしくお願いいたします。
[PR]
by etsu_okabe | 2013-09-19 09:02 | 小説作品
a0013420_13515923.jpg月刊 J-novel(ジェイ・ノベル)2012年6月号に『紅筋の宿』を寄稿しました。
『女性作家競演 満ちて 感じる 性愛小説』という、そそる特集です。興味のあるかたはぜひご賞味を。
[PR]
by etsu_okabe | 2012-05-20 13:55 | 小説作品
a0013420_1018771.jpg 12月8日に発売されます『物語のルミナリエ: 異形コレクション (光文社文庫)』に、『嫁入り人形』という掌編を書かせていただいています。

 今回の異形コレクションは、78のショートショート集。
 テーマは「掌編小説である」ということ以外にとくに設定されていませんでしたが、依頼時の企画書に書かれていた『震災後、大きな無力感にさいなまれている読者に、いや、そもそも作家じしんが自分自身の悦びを取り戻すために、物語の原点である「ショートショート 短い短い物語 掌編小説」を集めていこうというのが、今回の趣旨』との、監修の井上雅彦さんのお言葉を胸に抱きながら、怪談を意識しつつもそれにとらわれず、再生、希望、脱却、といった前向きの思考で書きました。

 届いた見本を手に取って、文庫本でありながらこのずしっとくる重みは、物理的な重量だけでなく、78の作家の「思い」の重さなのだなと、感じています。

 なんとも贅沢な、「異形」らしい希望に満ちた一冊。ぜひお手に取ってみてください。
『物語のルミナリエ: 異形コレクション (光文社文庫)』


◆岡部えつ 2011年12月の活動
12月19日(月)
@荻窪ベルベットサン|Dystopia Session ライブに、自作小説朗読でゲスト参加。
>>詳細はこちら
12月21日(水)
@荻窪ベルベットサン|大人遊戯イベント(仮)に、朗読劇作品提供で参加。
>>詳細はこちら
12月24日(土)
@新宿ピットイン|聖・秘宝祭/秘宝感 に、脚本で参加。
>>詳細はこちら
[PR]
by etsu_okabe | 2011-12-01 10:24 | 小説作品
a0013420_22103435.jpg わたしにとって2冊目となる本が、4月25日に出版されました。
 『新宿遊女奇譚』 MF文庫ダ・ヴィンチ より絶賛発売中です。
>>アマゾン
>>ビーケーワン
>>楽天ブックス

 東京の中でもわたしが最も惹かれる街、新宿を舞台に、そこにふきだまるように棲む女たちの情念を描いた怪談短篇集です。

 江戸場末の宿場町、内藤新宿からほど近い淀橋水車小屋の大爆発事故。その後、飯盛旅籠に顔のない遊女の幽霊が現れて・・・「おかめ遊女」、
 虚しい不倫恋愛に疲れ果てた中年女が、偶然入った見世物小屋。出し物の「生き人形」にいつしか惹きつけられるが・・・「少女人形」、
 長年の恋人から突然ピリオドを打たれた女が、つい関わってしまった老婆。駅近辺で壺を抱えた姿でよく見かける浮浪者だったが、その壺には弟が入っていると言いだし・・・「壺」
 派手な着物とおかめの面をかぶった姿でそぞろ歩く、新宿の名物狂女「おかめ太夫」。そのおかめの面を譲り受けてしまった女が、小さな覗き穴から見たものは・・・「おかめ太夫」
 
 解説は、同じく新宿を舞台にした大傑作長編『ストリートチルドレン』を書かれていらっしゃる、盛田隆二さんにお願いしました。身に余る光栄。
[PR]
by etsu_okabe | 2011-04-25 23:10 | 小説作品
a0013420_18482947.jpg『悦 vol.04 』に、官能小説『アカヘビ』を寄稿いたしました。
官能小説は2作目ですが、前回とはちょっと違う色合いで書いてます。
[PR]
by etsu_okabe | 2011-02-28 18:44 | 小説作品
a0013420_2319539.jpg ただ今発売中の官能小説誌『悦』に、初めての官能小説『アカシアの血』が掲載されています。ぜひ読んでみてください。

 怪談は「死」、官能は「生」を根っこにもっていることを思うと、このふたつのからみ合いが面白くないはずはなく。恐怖とエロスの世界、まだまだ書きたいことたくさんです。
[PR]
by etsu_okabe | 2010-09-20 23:25 | 小説作品
a0013420_831522.jpg5月11日に発売されています『憑依―異形コレクション』(光文社文庫)に、『奇木の森』という短編を書かせていただいています。

「憑依」というお題が意外にも難しく、苦しんで書きました。
他にも素晴らしい「ぞぞぞっ」の作品がぎゅ~っと詰まった一冊。それもそれぞれ違う味と香り。
カバーの髑髏の美しさも見逃せません!




【収録作品】
一年霊(春日武彦)
奇木の森(岡部えつ)
溶ける日(松村比呂美)
地蔵憑き(朱雀門出)
ついてくるもの(三津田信三)
飢え(真藤頑丈)
修羅霊(しゅらだま)(入江敦彦)
ゴルゴネイオン(黒史郎)
首吊り屋敷(田辺青蛙)
穴(飛鳥部勝則)
やどりびと(福澤徹三)
抜粋された学級文集への注解(井上雅彦)
眼神(マナガミ)(上田早夕里)
箸魔(平山夢明)
憑依箱と嘘箱(岩井志麻子)
スキール(町井登志夫)
陽太の日記〈抜粋〉(菊地秀行)
生きてゐる風(朝松健)
[PR]
by etsu_okabe | 2010-05-26 08:33 | 小説作品
 テーマは「厠」。
 という原稿依頼を怪談専門誌「幽」から受けたのは、昨年、デビュー短篇集の「枯骨の恋」を火事場の馬鹿力で書き上げ、絞りカスのようになっていたときだった。
 もう何も出ませんよ……。これがそのときの、正直な気持ち。
 しかしこれは、わたしを拾ってくれた「幽」での初仕事。なんとしてでもいいものを書き上げねばと、絞りカスをさらにキュキュ~っと絞り上げて書いたのだった。
 原稿を渡すとき、担当のKさんから「このテーマは人気があって、他の作家さんから私が書きたかったって声がいくつもあったんですよ」と聞き、ああ、そんなオイシイ特集で書かせてもらったんだという嬉しさ半分、だとすると皆さんの目は厳しいだろうなあという怖さ半分の、複雑な気持ちだった。

 そしてこの人気テーマが、スゴイ作家陣を集めた単行本になった。そしてそこに「幽・第11号」の厠の怪談特集に掲載されたわたしの作品も、入れていただくことになった。

『厠の怪 便所怪談競作集』
京極夏彦、平山夢明、福澤徹三、飴村 行、黒 史郎、長島槇子、水沫流人、岡部えつ、松谷みよ子/著
a0013420_2142856.jpg

 先日、「カバーができました」と上の画像を送っていただいたとき、松谷みよ子さんの名を見て、あまりの感激に悲鳴を上げてしまった。
 単行本のお話があったとき、もしかしたら松谷さんが、とは聞いていた。それだけでも心臓がバクバクで、いやいやぬか喜びしちゃいかんと、聞かなかったふりをしていた。それほどわたしにとって、松谷みよ子さんは大きな人なのだ。
 わたしは松谷さんの作品を、そう多く読んだ読者とはいえない。しかし、家にあった松谷みよ子全集の「かきのはっぱのてがみ」と「コッペパンはきつねいろ」は、それはもう何度読み返したか分らない。司修さんの挿絵は暗く、お話も大人っぽいものが多くて、松谷さんの本は、他の絵本とはまったく違う匂いをはなっていた。わたしがよく言う「地べたからの視線」は、もしかしたらここが出発点だったかもしれない。ささやかな日常から切り取ったはっとするような小さなできごとを物語にした作品に、特に心を惹かれた覚えがある。

a0013420_2135895.jpg その、憧れの松谷みよ子さんと、一つの本に自分の作品が収まっている。
 今もまだ、胸がいっぱいなのに、現物を見てしまったらどうなることやら。
 『厠の怪 便所怪談競作集』、4月25日発売です。
 >>ビーケーワン

※右の写真は、今回のことで大騒ぎして電話したら、速攻で実家から送られてきた写メ。明日帰るので、久しぶりに読もう。
[PR]
by etsu_okabe | 2010-03-21 21:15 | 小説作品