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小説を書いたり、酒を飲んだり、恋をしたり|岡部えつ


by etsu_okabe

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昨日7月15日は、『深川怪談2012夏の部』の企画、【怪談ビブリオバトル】に参加してきました。

深川怪談とは、東京の江東区にある深川資料館通り商店街で催されている怪談イベントで、今年は春から始まってなんと冬まで、この街がお化けたちで賑わうそうです。
その<夏の部>のオープニングを飾ったのが、15日に行われた【深川お化け縁日】と【怪談ビブリオバトル】。

ビブリオバトルとは、「知的書評合戦」というサブタイトルを持つ本の紹介バトルで、複数の発表者が5分という時間で自分の好きな本、おすすめ本を参加者にプレゼンし、それを全て聞いたあと、参加者全員によって「読みたくなった本(チャンプ本)」を決定するというゲームです。
>>詳しくはこちら

a0013420_18155150.jpg今回は、このイベントにちなんだ「怪談」しばりのビブリオバトル。皆さんどんな本を持ってくるだろうかと、本のチョイスから悩みに悩み、最終的にわたしがおすすめ本に決めたのは、リンド・ウォードの『狂人の太鼓』。10年前に出版された際、大変話題になった本で、わたしもそのときに買いました。
この日の参加者は怪談好きばかりです。怪談好きということは、妄想好き。120枚の木版画からなる“文字のない”小説なんて、ドンピシャでそそられるはず、とふんだのです。

さて当日、江戸情緒溢れる深川の街をとろんと見とれながら歩いて会場に着くと、入口のところで京極夏彦さんとばったり。いつものようにお召しの和服が、この街の雰囲気の中ではさらにハマってカッコよく、軽くくらっとしながらご挨拶をし、部屋へ入ればぎゅーぎゅー詰めのお客様。
なんと札止めの大盛況だったそうで、入れなかった方もいらしたとのこと、怪談熱、熱いです!

フル稼働のエアコンも熱風を吹き出すほどの(嘘)盛り上がりの中、敬志さん、中根ユウサクさん、平金魚さん、わたし、東雲騎人さん、の順でそれぞれ本を紹介。本の詳細を書きたかったのですが、うっかりメモも取らないおっちょこちょいで、すみません。でも、皆さんのおすすめ本はどれもこれもそそられるものばかりでした。

そして果たして『狂人の太鼓』が、チャンプ本になりましたー!!!
これは完全に「作品力」によるものだったと思います。

a0013420_1864292.jpg思わぬことに、「幽」編集長の東雅夫さんより、賞品の授与が!
なんと、怪談作家の黒木あるじさんお手製「ビブリオバトル和蠟燭」に、黒木さんがお住まいの山形県は湯殿山注連寺(ちゅうれんじ)の御守りと七五三縄!
同封されていましたお手紙によると、注連寺には即身仏(生きたまま仏様になったというお坊さんのミイラですね)が祀られており、数年に一度、その仏様の衣替えが行われるのだそうです。そのときに出た古袈裟を細かく切ったものを、御守りに封入してあるとのことで、それにまつわるぞぞっとするような一文を添え、怪談イベントでなければ罰ゲームになりうるような逸品に仕立て上げるあたり、さすがです。ありがたく頂戴いたしました!
七五三縄は、先日購入した書棚の左右にかけ、悪鬼を祓う結界を張る所存です。

とにもかくにも、楽しい一夜でした。怪談て、ほんとにいいものですね。

怪談イベント、まだまだ目白押しです。
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by etsu_okabe | 2012-07-16 18:35 | 小説関連の活動など